『Migrate』 | アマヤドリ

『Migrate』

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横浜での11月のアサヒアートスクエアでの舞台の稽古を終えて。

2度目のAAPAでの舞台。
踊りに親しんだからだとお芝居を培ってきた存在との融合ということをテーマのひとつに据えている彼らとの創作は、今まで私が演じてきたものとはまたひとつ味が違っていてスリリング。
今回は「ライン(線)」というものをテーマにそこから発想を膨らませている。
前回春に参加した時のテーマ、「都会と近郊」というものともつながりはあって、こことどこかを結ぶラインのことであったり起点と終点が見えないような長い直線のことであったり、誰かと私の間にあるつながりだったり。
線を辿ることでライン上にある個が再認識されて、立ってくる。

振付けのイメージはことばから生まれていて大きな自由度がない。
けれどそこにもやはり譲れない自分の在り方がおのずとあるはず。
違う個体ではあってもどこかで共通の感覚があってまた、それだからこそお互いが独立していることを感じる…たたみかけるような執拗な動きのなかで見つめているのが他者なのか自分なのか、そんなことを考えながら踊っています。
踊るというより、行動に近いものだけれど。

どうしてもそこに物語や動機を求めてしまいがちなので時に疑問が沸き上がってくるのですが、なんとかあと2週間でつくり込んで行こうと思っています。

15日と16日、浅草の金色の雲がついた建物で踊るので、ぜひ。